看護師の一般的な残業時間

病院の看護職員は年間の離職率が10万人を超えています。
看護師が辞める主な理由はいくつかありますが、過酷な労働環境がひとつにあるでしょう。

その中でも「長時間労働」と「夜勤の負担」は割合を大きく占めています。
ここでは看護師の仕事量を調査しまとめていきます。

看護師の平均残業時間 月平均23.5時間

尚、月60時間を超える看護師の割合は5%となっています。

不規則な勤務シフト(交代勤務)

看護師の勤務シフトとして一般的なのが2交代制と3交代制です。

特に主流の3交代制の勤務では、勤務間隔が実際には数時間程度しかなく、より過酷な労働環境が浮き彫りになっています。

いわゆる昼夜連続勤務と呼ばれるもので、日勤後に残業があると、そのまま深夜勤務が始まるケースです。

3交代の平均夜勤回数(月)は8.5回です。
9回以上が50.5%、10回以上26.1%となっています。

残業時間だけでなく、交代勤務も身体には影響を与えます。
実際に20代という若さで過労死をした看護師もいます。

過労死をした看護師

国立循環器病センターの脳神経外科に勤務していた当時25歳の看護師Mさんは、くも膜下出血を発症し亡くなりました。

くも膜下出血発症前の6ヶ月間の平均残業時間が約52時間/月、3ヶ月間の56時間/月でした。

それに加えて早出、日勤、遅出、準夜、深夜の5つのシフトにローテーション勤務をしていました。

しかも、1ヶ月に5回程度は勤務と勤務の間隔が5時間程度しかなかったそうです。

亡くなってから約8年後の2008年10月30日、大阪高裁で公務災害認定とされました。

東京都済生会中央病院の手術室に勤務していた24歳の看護師Tさんは致死性の不整脈で亡くなりました。

宿直明けに手術室のストレッチャーに突っ伏して、意識を失っているのを同僚に発見されましたが、同日の夕方に死亡が確認されました。

手術室では人員不足の状態が続き、Tさんは4~5月にかけて25時間も高速をされる宿直勤務を8回、その上、土日に働くこともあり、亡くなる前の残業は月約100時間を超えていたそうです。

月平均の残業時間は約80時間、それに加えた不規則な勤務シフトが認められ過労死認定されました。

参考文献 日本看護協会「日本の医療を救え」

どちらのケースも病院側は残業時間が平均して10~20時間であったとしています。

求人票でも平均残業時間15時間と記載があっても実態は異なることは少なくありません。

要は看護師だけでなく、病棟スタッフ全員の月残業時間を記載しているところがあります。

そのため必ず入る部署、希望している部署の平均残業時間を確認するようにしましょう。

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